聖女の救済 文藝春秋 本

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聖女の救済

文藝春秋


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聖女の救済に対する評価・感想




 

テレビのイメージが強すぎて
東野作品を心から愛読する者として、今回の作品はドラマのキャラクターが強すぎて、どんなに読んでも、台詞のところで俳優や女優の顔が浮かんできて全然想像力が膨らまなかった。
一気に読めなかったのもそのせいか・・・・どこかテレビ的でまたこれがドラマになるのかなと思わせる一作品でした。星は厳しく2つですが、これからも東野作品を読んでいくことに
変わりはありません。

聖女の救済



 

東野さんの傑作と比べ小説の質が明らかに低く感じられました
東野さんの作品の良さはハッとさせる衝撃的なトリックより寧ろ、感情移入せずには入られない加害者・被害者の人間描写にあり、ミステリ小説というより文学作品の位置づけで、2001年に「秘密」に感動(震撼)して以来、ほぼ全ての作品を購読してきました。

残念ながら本書では、文章を読んでも想像力が喚起されず、普段より重要な位置づけの草薙でさえも感情移入仕切れませんでした。「ゲームの名は誘拐」や「レイクサイド」と同質の文学作品としての質の低さを私は感じました。もう一方の同時発売の「ガリレオの苦悩」に期待したいものです。


聖女の救済



 

ミステリーらしいミステリー♪
真柴義孝が東京の自宅で毒殺された時、妻の綾音には札幌にいたという完璧な
アリバイがあった。
「この犯罪の答えは虚数解だ。もし虚数解でなければおそらく君たちは負ける。
僕も勝てないだろう。これは完全犯罪だ。」
天才湯川にこう言わせた事件。はたして解決に導くことができるのか?犯罪に
隠された真実を暴くことができるのか?

妻綾音の完璧とも言えるアリバイ。だが、犯人は彼女以外にありえない。
アリバイを崩すことができるのか?作品の中に張り巡らされた伏線が見事だった。
何気ない描写の中にも、綾音の作為や真実につながる糸口が隠されていた。
それにしても、1年たっても妊娠しなかったら別れようという義孝の身勝手な
言い分は女性として許せない。義孝を愛するがゆえ罪を犯した綾音に、同情する
部分が多々あった。
完全犯罪は成立か?と思われたが、草薙刑事の綾音への思慕が思わぬ展開を
生むことになる。読んでいる途中で、「こんなことがあり得るのか?」と疑問に
思う部分もあったが、全体としてはとても面白かった。タイトルも、作品の
内容とぴったりで絶妙だった。久しぶりに、ミステリーらしいミステリーを
読んだという満足感を味わえた。最後に・・・。作中で内海薫がipodで
聴いていた歌を歌っていたアーティストは・・・?それって作者の遊び心?(^^;

聖女の救済



 

救済と断罪
今回はガリレオ2作目の長編です

情念の長篇
正にその通りだと思います。

救済する者される者。
断罪する者される者。
この二者の関係は酷く歪んでいると思いました

前回の『容疑者Xの献身』が
純粋な愛ゆえの過ちだとしたら
今回の『聖女の救済』は
歪曲した愛ゆえの過ちだと思います。

湯川准教授が導き出す虚数解の意味。
タイトルの聖女の救済の意味。
互いに面白い意味合いです。

ドラマの内海と原作の内海刑事は
かなりのギャップがあります
どちらかといえば原作のが合うんじゃないかな?
でもどちらの内海薫もいいですね。

ぜひ☆彡

聖女の救済



 

色恋サスペンス
湯川と小説では登場まもない薫の横で、これまで名脇役を演じていた草薙がスポットを浴びる。想像を絶するトリックと、根深い動機に包まれた完全犯罪の中で、聖女を救済すべく、信じる経路で捜査を続ける草薙の苦悩がひしひしと伝わってくる。これまでのガリレオシリーズとはまた、一味違った色恋サスペンスものに仕上がっている。

聖女の救済

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