東大合格生のノートはかならず美しい 文藝春秋 本

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東大合格生のノートはかならず美しい

文藝春秋


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東大合格生のノートはかならず美しいに対する評価・感想




 

ちょっと違う
 今巷で話題の本ですね。
 東大合格生という割り切り方と、若干鼻につくエリート臭さというか権威主義的なものにうさんくささを覚えつつも、ぱらぱらと読んでみましたが、、、はっきりいうと当たり前のことしか書いていません。勉強方法には確かに効率的なやり方があるし、基本パターンはあるけれど、それは工夫の前の準備段階の話で、この中で挙げられていることはその基本の話でしかありません。
 というよりは、基本の基本というか当たり前のことしか本当に書いてないのです。
 要約すれば、東大生はノートを綺麗にまとめる。ノートを美しくまとめて見やすく書いてある。というところの一言で片付いてしまっています。しかしね、現実問題、ノートの取り方は本人があくまで見やすくて後で理解しやすければ別にこれにこだわる必要はないです。もちろん、見出し、タイトル、小さいトピックを順序よく並べたほうが見やすいし覚えやすいし重要度も一発でわかりやすいですが、それは誰がやっても同じような気がして、別に東大にこだわる必要性がわからないです。ましてや、こういうノートをかけば学力がアップするかのような錯覚を与えてしまうなら罪作りな本です。
 少なくとも、かならず美しいという以上は9割以上はそうでないといけないと思うのですが、、、たぶん現実には半分くらいじゃないかなぁと思います。そして、コツはもっと別のところにあると思いますよ。元教育関係者としてもそう思います。

東大合格生のノートはかならず美しい



 

勉強法の本とは違います!
あたまのいい人の考え方(思考法・勉強法)を知りたいと思って買ってみましたが、
細野式や竹中式のような勉強法の本として考えると、ちょっとイメージが違います。
体験談なども載っているものの、これまでどこかで読んだことのあるような内容で、
あまり参考にはなりませんでした。
ノートを作るという表面的なことに神経をそそぐより、思考力を鍛える勉強法を
身に付けることこそ大切ではないでしょうか?
ごくごく当たり前の話をあらためて法則と言ってしまっているのは
違和感を覚えました。
ただ、カラフルな紙面はいいので、星は二つにします。

東大合格生のノートはかならず美しい



 

著者が、自分探しの途中に産み落とした、小規模に奇っ怪な東大勉強本
美しい、じゃなくて、便利にできている、ならわかるけど。

「清書すること」でははく「憶えること」「使いこなすこと」が本質的に重要、
ということを、かえって分かりにくくさせている点で、ある意味、有害な本。

というか、便利にできるなら、ノートじゃなくて参考書や問題集でも
書き込んで自分なりの教本を絞って作り、後は問題を粛々と潰してく。
教本の中身が全部頭に入ると、教本も見なくなる。
それができるかどうかが重要。
というあたりが実際だと思う。
実OBとしては。

参考にするなら、実験・授業・サークル・私生活などで忙しくしつつ、
自力で優を揃えている駒場の理I,理III生あたりの「勉強の仕方」を
実録するのがよいのでは?


さて、これは、著者が進研ゼミの編集を辞めてすぐの本だそうで。

たぶん、この人は、まず「東大ブームの企画を」と振られた後に、
心の芯にある、
「ベネッセの公式文書はかならず美しい・美しくあらねばならない」
というのが浮かんできて、
そこにベネッセらしい脳内変換がされて、
(ベネッセ→真面目で勉強が好き→勉強ができる→東大)
「東大合格生のノートはかならず美しい」
という企画に、なんだか知らないけどなってしまって、
やむにやまれず更にベネッセらしい取捨選択・編集作業をして、
結果として出てきたのが、ベネッセOBの自分探しの、この本、だと思われる。
そして、この人は「東大合格生のノートはかならず美しい」と信じよう、
と頑張っているに違いない。

太田さんの自分探しへの勇気に☆2つ。

東大合格生のノートはかならず美しい



 

この本の存在意義は?
この本は著者の営利目的が垣間見え過ぎて素直に読めない。というか存在意義がみえない。
ノートの目的は人それぞれだが、自分にとっては備忘録に過ぎない。
体系の理解ならば、自分に見合った教科書を選び、その余白を利用し、書き込むなどして「自分の」体系書に作り変えるのがより合理的だと思う。

ただ、一段と情報量が増している今日、そこまでしなくても基本的に簡にして要を得た教科書をさっと読み(演繹的)、演習・過去問中心に体系を体得する(帰納的)と同時に応用力を付けるのが最も合理的だと思う。
他方、脳を活性化させたいのであれば、文学研究者が推薦する良書をループ写経するのが良いと思います。副次的にビジネス上のコミュニケーションにも司法試験などの国家試験の論文にも奏功すると思います。

余談ですが、行動心理学上の通説である「形から入って行動を規正する」という意味では、勉強の慣習化の手段としてノート作りは一理あるかと思いますが、アップサイドに限界があります。
限界を超える基本スタンスは、何につけても「自分の言葉に置き換えてシンプルに考える」です。例えば「行動心理学って何だ?」、そんでもって「行動心理学って世の中にいらないだろ?」と自分に問いかけ、それに対して自ら応える、からのスタートでいいんです。
面白くなってくれば自発的かつ累乗的に勉強する、面白くなければ勉強しなくていいんです。
ただ、常に自問自答はしていったほうがいいかと思います。魅力ある人間となるために。

東大合格生のノートはかならず美しい



 

卒業生としては、ちょっと違うよと言いたい(笑)
タイトルが誇張なのは、分かりきっている。
私の周りなど反例はいくらでも存在する。
だが、そこが本質ではないはずだ。
この本は本来は東大でなくても良いものだ。
ようは、「成績のいい人は頭が整理されている場合が多い」という
事象の標本を集めただけだ。

編集スタイルも新しさを感じる。
本というよりページ数の点からもノートだ。
このノートを参考にすれば、ノートのまとめ方においては参考になろう。

ただ、「ノートを綺麗に書けるようになれば成績が上がる」とか
「ノートを綺麗に書けるようになれば頭が良くなる」という勘違いを
起こしてしまわないかと心配にもなる。
成績を上げるのは、あくまで「書き方」でなく、「思考力」が必要条件だ。
思考力を上げないと何も始まらない。

後輩に免じて評価は敢えて中立で(笑)。

なお、学生が学力を高める基盤となる思考力を鍛えるには
細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!
が最適だ。これは私のベストアンサーだ。
時事ニュースが分かるようになりたいなら、以下の2点がオススメだ。
カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 日本経済編
経済ってそういうことだったのか会議 (日経ビジネス人文庫)




東大合格生のノートはかならず美しい

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